自然とともに暮らす山形県大石田町での生活。

エトペソラ的・大石田町の冬の楽しみをお伝えしていきます!


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雪国と言われる山形県の中でも、大石田町は特に雪が深い地域です。

早い年は11月中旬頃から初雪が降りますが、
根雪(積もってから、ひと冬中残る状態)になるのは、
大体クリスマス頃から。

それから2月頃までは雪のハイシーズンです。

冬に観光に来る場合、服装で一番気をつけたいのが「足元」!
撥水や防水素材で、できればふくらはぎ辺りまで長さのあるブーツがオススメです。
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(上の写真で言うと、右の2つがおすすめ)

(↓↓↓以前、雪国の足元事情をブログに残しました。)






冬の楽しみ① 除雪

冬の大石田町では、毎日の雪かきが欠かせません。
早朝と夜、雪が多い日は昼間も除雪作業を行うことも。

雪かきはこんな感じ。

降り積もった雪を…
大石田 こえのくら 雪
(※これは年末年始に3日間くらい放置した様子)

スノーダンプと呼ばれる道具やスコップで崩していき、
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流雪溝という側溝に投げ捨てていきます。
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流雪溝には最上川の水が流されていて、その水流を利用し、雪を川へ排雪する仕組みになっています。

毎日のこと&体力勝負の作業なので、正直大変に感じることもあります…!
が、積もった雪が少しずつ綺麗に片付いていく様子は、けっこう爽快!!
 
我が家にはこだわり派がいるので、1列ずつ1列ずつ…。
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音楽をかけて気分を上げながら除雪しています。

敬遠されがちな雪かきですが、今年のような暖冬だと
「除雪しないと身体を動かす機会がなくなる」といった声もよく聞かれました。



あと…都会の人からはよく「一日中やらなきゃですよね!」と言われますが・・

一日中はやっていません!!

日常に雪があるので、どのくらいの面積を、どのくらい綺麗にするかは「ある程度」。
そして、道具と設備が揃っているので、雪かき自体は予想よりも苦痛ではないはずですよ!




冬の楽しみ② 雪景色の朝

冬の晴れた日は、空気が澄んでいてとても清々しい大石田町です。
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朝、雪かきを終えてふと顔を上げたとき、ダイヤモンドダストが見えたことがありました。
( 残念ながら、きれいに写真を撮れたことがないのです…)

雪化粧の山々がくっきり見える様子は、大石田町に住んで大好きになった風景の1つ。
町歩きや車での移動の際は、ぜひ遠くの風景にも注目してみてくださいね。




冬の楽しみ③ ハタハタ釣り

山形に来てから始めたことの1つに、釣りがあります。

大石田町は内陸のため、釣りをするときは車で2時間の酒田市に行くことが多いのですが、冬の狙いは「ハタハタ」!

ハタハタと言うと秋田県のイメージが強いですが、実は山形県でもポピュラーな魚です。

町の方から「酒田で釣れるよ」と聞き、場所を教えてもらいながら行ってみると…

さ、さむい‥‥‥!!

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海風が強く吹きつける場所で、顔も手もガチガチになりながら釣りました…。

でもその甲斐あって、大漁!

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ご近所におすそ分けして、この量!
お鍋や唐揚げ、お刺身など、冬の味覚を楽しみました。



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四季のはっきりしている大石田町での暮らしの様子を4回でお伝えしてきました。

馴染みのない土地に移住して感じるのは、「その土地の人に楽しみ方を教えてもらうのがとても大事」ということ。

私たちも、山菜や釣り、保存食の作り方、気持ちの良い景色の観れる場所…など、季節ごとの楽しみ方を町の方に教えていただくことで、土地の暮らしを満喫できました。

また反対に、観光の方に、季節の味をおすそ分けしたり、雪かき体験を提供することも。

人との交わりが暮らしを豊かにすると実感した3年間でした。
町歩きや移住情報としてぜひ参考にしてみてくださいね!