※2019年11月に下書きした内容です。
※更新できずにいた記事を少しずつ出していきます。

山形県大石田町は、山形県内でも3番目くらいに雪が多い町です。
雪のある日常は、視覚的にも普段とは一変した日常が広がります。

友人が大石田町を歩いて撮った、こんな写真があります。
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「お寺の門が雪で閉ざされて入ることができない」という、
想像していなかった事態に面白さを感じたのだそうです。

大石田町は、山形県を縦に流れる最上川の流域の地域。
川が近い環境は、地域に味わい深い文化をつくり、多くの文化人の出入りを生みました。

今回は、大石田駅前から歩いて移動できる観光の場所3箇所の冬の見方、お伝えします。



●乗舩寺(涅槃像があるお寺)
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《出典:YTSテレビ やまがた百景》
大石田駅前から徒歩9分にある乗舩寺は、元禄の時代に奉納されたという涅槃があるお寺です。
2mほどの木製の涅槃像が綺麗に残っていることは、国内では珍しいことだそうです。
また、斎藤茂吉や正岡子規の歌碑や、斎藤茂吉の分骨の墓があり、文学が好きな方が多く訪れます。
乗(る)舩(ふね)寺というお寺の名前からも、最上川が育んだ文化を物語るお寺として、駅前観光の目的にもされやすいお寺です。
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ご案内したところ、「お堂に囲いがあって観られませんでした」
というお客様もいらっしゃいます。
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実は、そうした状況でも中を観ることはできるんです。

お堂に向かって左側に実は扉があります。
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ここを開けると
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お堂の中に入ることができます。
そして、さらに中にある扉を自分で開けることで、お釈迦様を拝観することができます。
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基本的には、お堂の小窓からお釈迦様を覗いて拝観しますが、
住職さんがいらっしゃった場合、大きく扉をあけて見せて頂ける場合もあります。




●西光寺
船大工が作った仁王像があるお寺です。
大石田町の人気のお店、最上川千本だんごさんのお隣にあります。
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《出典:山形県の町並みと歴史建築》

慶応の時代に作られた仁王像は、3mを越えるもの。
病気やケガにご利益があるとされ、かつては、仁王様の股の下をくぐる行事なども行われていたそうです。
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《出典:山形新幹線沿線の旅路》

こちらは冬期間は雪囲いがされているので、大きく観ることはできません。
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隙間から覗いて楽しみましょう!
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それでも、真っ赤な仁王様の様子は感じて頂けますよ。



●浄願寺
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《出典:おーいしだより》
永正6年に開かれたお寺です。
山形県尾花沢市にあった延沢門から引移した山門があるお寺です。
間口で5.7mの大きな山門は、江戸時代初期につくられた組物や建築装飾などを観ることができ、
文化的に価値が高い建造物です。

冒頭の画像は、浄願寺の写真です。
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行く先を雪が閉ざしているかと思いきや、横につけられた道から本堂に進むことができます。
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寺院仏閣への観光の場合、整備された観光スポットにドーーンと現れる建物や、彫刻の繊細さなどが期待されます。
しかし、雪の多い地域だと、そんな「THE 観光」にすんなり辿りつかない場合もあります。

ただし、雪景色の真っ白な中は、普段楽しむことができない雪道歩きや、
普段では考えられない景色も観光の要素にいれてもらうと、雪の時期の観光は発見がいっぱいです!!

雪の時期の観光は足元も気を付けて観光しましょう!!