「KOE no LABvol.5 赤松智志さんトークイベント『人が交わる場づくり』を考える」が、
2019年3月7日に行われました。
大石田 赤松智志
※開催に至る背景などは、過去ブログをご参照ください。
>赤松さんトークイベント告知<




トークイベント内容

お話頂いたのは、この4項目です。

①山梨県富士吉田市と地域課題の紹介
②「場づくり」の5つのポイント
③取り組みプロジェクトの紹介
④イベント開催に対する考え




①山梨県富士吉田市と地域課題の紹介

山梨県富士吉田市では、「地域でお金を落としていく人が少ない」ことが、
地域課題のひとつです。

富士急ハイランドは、富士急行さんのもの。
富士登山客は、マチナカで滞在しない。
隣に位置する山中湖や河口湖にはリゾートホテルが沢山。
吉田うどんのお店は、お昼のみ営業という店舗も多い。

東京からもアクセスの良い好立地ですが、地元での滞在が少なく、
地元若者は「遊びに行く=東京」のパターンも多いようです。


②「場づくり」の5つのポイント
※この場合の「場」とは、建物自体(ハコ)でも、人がいる空間(コミュニティ)でも、どちらでもOKです。

プロセスに関わりシロを作ること 
 →「場」はみんなでつくるもの

場所の定義を明確にすること 
 →
「結局誰向け?」になりがちな、「対象者=全員」を避ける

空間や雰囲気にデザインを入れること 
 →
反響を生みやすくする要素である「かっこいい」「フィットする」は、プロにお願いする

ギブ&テイクが根っこにあること 
 →
関係性の持続の為、場の管理者と参加者の双方がギブ&テイクするのが健全!

おもしろい場であること 
 →
関わった人の思い出に残るよう、「最」がつく(最高・最良・最初など)体験を提供する

この5つのポイントによって、
「場の印象が残る=またその場に来てくれる」仕組みが出来上がります。
大石田 赤松智志




③取り組みプロジェクトの紹介

・空き家改修
・イベント企画(げんき祭ハタオリマチフェスティバル)
・ゲストハウス立上げ(hostel&salon SARUYA※greenzの記事が施設の狙い等わかりやすかったのでリンクしています。
)
・若手世代の活躍を繋ぐプロジェクト(かえる舎)

赤松さんが関わったことを紹介頂きました。


関わりシロがあって、目的がしっかりしているからこそ
例えば、力作業が必要な場合に、年配の方が「力がないから関わらない」ではなく、
「力仕事はできないけれども、みんなのおやつを差し入れる」という、
関わり方を自分から見出してもらえるというエピソードも紹介して頂きました。

ゲストハウスの立上げは、もともと地域に気軽に宿泊できる施設がなく、
商店街の人通りも少ないという地域課題の解決に直結したものでした。
単に宿泊場所が増えるだけではなく、時々「おしゃれ」なイベント行うことで、
「関わりたい場」の存在も出していったそうです。

ギブ&テイクがあるからこそ
ひとつひとつのモノ・コトについて、
「だれの為に」「どうなる」だから「こうしよう!」が管理者と参加者の中で、
しっかりと関係がある事例ばかりでした。

なにより、ひとつひとつが面白そうでした。



④イベント開催に対する考え


「目的を手段にしない」ということです。

「イベントをやったからOK!」的な考え、時々ありますよね?
赤松さんは、企画の際、「だれの為に」を具体的に考え、
結果的に何人来たかはあまり重要視していない
とのこと。

「何人来たか」ではなく、「誰が来たか」が大事です。

イベント自体は、「その場に人が交う」「PRしたいものがある」等、目的の為の「手段」。
このはき違えがあると、企画終了後の振り返りがなく、
次回への改善がされないという場面、私たちもよく見ています。

「その場に人が交う」目的の為には、どんなに人数が多く来ても、
改善はあるはず。
むしろ人数が来た時ほど、その意見を吸い上げるべきです。


そして、「イベントが成長すると自然派生的な広がりが出てくる」という話題。
共感が共感を呼ぶ状況は、人数や質が後からついてくる良いサイクルを
生むことができることは、なかなかできない理想です。




赤松さんのトークイベントを実施して

こえのくらは、2018年8月にスタートした「場」です。

公営施設として、どんな目的・用途・ターゲットを設定しようかと、
大石田町に来てすぐに町役場の担当の方と話し合いました。

公営施設であることの利点・欠点は双方あると思います。
スタートして約1年半、狙った通りの人の出入りになっている点もあれば、
そうでない部分もあります。

「狙った通り」になっている要素を議題に、同じように場づくりを行おうと
思っている方が実際に訪れ、意見交換する日も増えてきました。

こえのくらの目的は、
「大石田町とソトのヒト・モノ・コトが交流する場所」
です。

それにより、「大石田町の目的地のひとつになること」が、最終目的です。

こえのくらとして、今後行う全ての事業に、
・常に客観的な目線
・考えの押し付けをしない場所

この2点は貫き、全て「手段」であることを忘れずに継続しようと思います。


そして、講演終了後の交流会では、大石田町のごはんやUmuiさんの
おいしい食べ物をつまみながら、参加者同士の意見交換を。
大石田 赤松智志
大石田 赤松智志


県内各地から訪れた参加者同士、自身の現在進行中または今後進行する
プロジェクトについて話が止まず、長く居残りする方も見られました。
大石田 赤松智志

今回の赤松さんからのお話や、参加者同士の意見交換で参加者皆さんと、
大石田町の場づくりが楽しく進みますように!!

こえのくらのイベントや展示作品などの情報は、
>こえのくらフェイスブックページへ<
いいね!宜しくお願いします!!

講演中、一同がうなずく話題が出ました。
文字数が多くなるので、それはまた次の機会にブログに残します。